妊婦さんは妊娠中に産婦人科でよく超音波検査を受けると思います。
産婦人科学会の産科診療ガイドラインでは通常超音波検査と胎児超音波検査に区別しています。
通常超音波検査では胎児の成長を確認することが主な目的です。胎児心拍は正常か?胎児は週数通りに順調に大きくなっているのか?などを主に診ています。また、分娩近くでは胎児の位置の異常(逆子など)が無いかどうかを確認しています。
胎児超音波検査は、一般的には胎児スクリーニングや胎児ドックなどと呼ばれることもある検査です。胎児超音波検査では胎児の成長と胎児の解剖学的な所見も確認していきます。通常超音波検査よりも時間もかけて、それぞれの臓器の構造を一つ一つ確認していきます。
当院では産科診療ガイドラインに準じ、妊娠初期(11週〜13週頃)、妊娠中期(妊娠20週前後)、妊娠後期(妊娠30週前後)で希望される方に胎児超音波検査を提供しています。